節分ですね|上社しまだ歯科|名古屋市名東区の歯医者

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節分ですね

こんにちは。院長の島田です。
最近はたまに雪がちらつき、まだまだ寒い日がつづきそうです。
本当に温暖化は進んでいるのか!?と疑いたくなるくらい寒い日もありますよね。

さて、今年の節分は2月2日と、皆さまはご存じでしたでしょうか?
私は、小学生の息子から聞くまでは全く知りませんでした。

もともと節分とは「季節の分かれ目」を意味し、立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれの前日のことを指します。なかでも立春は、昔は新年の始まりに相当する大きな節目でした。そのため、いつしか節分といえば立春の前日を指すようになり、現代に至っています。暦は太陽の進行と地球の位置関係で決まるもので、1週するのにずれが生じ、年ごとに変動します。ここ数年は2月4日の立春がつづいていましたが、2025年は1日早まり2月3日となっため、節分も早まって2月2日になりました。

とあるネット記事にこのように記載されていました。へーって感じですよね。

太陽と地球で思い出しましたが、『チ。ー地球の運動についてー』という漫画をご存じでしょうか?たしか数巻で完結する短めの漫画でしたが、なかなかに興味深い内容でした。15世紀のヨーロッパが舞台となっており、天動説が絶対と信じられていた時代に、地動説を命がけで研究する人間たちの生き様と信念を描いた作品です。現代では、「地球が太陽のまわりをまわっている」ことは、小学校の理科で学ぶ内容で、当たり前のことを発言するだけでも白い目で見られ、拷問を受けるような時代があったとは…。
しかしながら、人類の歴史を振り返ってみると、当時の「当たり前」を疑い、信念を貫いた人がいて、新たな時代が作られる、その繰り返しなのかもしれません。

最初の人類はアフリカ大陸で誕生しました。そこからヨーロッパに進んだものと、中東に進んだもの、さらにそこから現代のロシアや中国、東南アジアの方向へと様々な方向に広がりました。現代の日本には、オホーツク方面から、中国大陸から、東南アジアからの、3つのルートがあると言われています。とりわけ、東南アジアから渡ってきたとされる先人たちは、草や木で作られた船で、『黒潮』を超えてきたとの説が有力で、本当に命がけでわたってきたのでしょう。なかなか、ぶっとんだ思考回路じゃないとできない所業です。

中国史上初の中国統一を目指した始皇帝、戦国最強を誇る武田軍の騎馬隊に対して鉄砲隊三段構えで挑んだ織田信長、明治維新の立役者となった維新志士たち…などなど。彼らは「当たり前」を疑い、歴史に名を残した偉人たちと言えるでしょう。

グラグラになった歯、折れた歯、穴が空いた歯、虫歯が大きい歯は抜歯!!これも現代の歯科の世界では「当たり前」です。
ただ、グラグラになった原因、折れている位置、穴の大きさ、虫歯の深さは、症例によって様々です。その中には、たいして難しくもない治療技術で残せる歯もけっこうあります(残念ながらどんな手を使っても救えないなという症例があるのも現実です)。
実際、私が、親知らずの抜歯以外で、どうしても状態が悪くて抜歯する歯は月に1本あるか、ないかです。

「当たり前」を疑いましょう。
本当に抜かなきゃいけないのか?と。
別に痛くもないけど抜かないといけないのか?と。

幼いときから、変な人だね!変わってるね!ひとり言多くね?変人!変態!と言われることが日常茶飯時であった私です。当たり前のように「当たり前」を疑いつづけてきました。

歯を残すための闘い。ともに闘いましょう。

「当たり前」を疑う皆さま、ぜひ一度、当院でご相談ください。