THE  FIRST  SLAM  DUNK|上社しまだ歯科|名古屋市名東区の歯医者

トピックス TOPICS

THE FIRST SLAM DUNK

『バスケットはお好きですか?』

大好きです!!
テニス部の練習をさぼって、毎日ダブルクラッチの練習に励んだ日々が懐かし~。

というわけで、こんにちは、院長の島田です。
先月は、頭がイカレそうなくらい忙しかったので、久しぶりの投稿となってしまいましたが、今月は春休みも明けて、暇になりましたので、SNSの更新がんばっていこうと思います。

先日、日本バスケ界衝撃のニュースが私のスマホに飛び込んできました。

『井上大道選手、Bリーグ2部の鹿児島レブナイズに加入』

井上大道選手は、SLUMDUNKの作者の井上雄彦氏のご子息とのこと。

1ページ読めば、次のページの内容、セリフがだいたい言えてしまうくらい、何十回と読み返した私としては、感慨深さと、うれしさが同時にこみあげてきたニュースとなりました。

というわけで、本日は、映画『THE FIRST SLAM DUNK』で描かれた、【湘北VS山王工業】の感想を、好きな場面をランキング形式で発表しつつ、書いていこうと思います。

映画館で計4回、NETFLIXの配信で計約10回ほど見ましたが、とにかく初めて映画を見終わった、まさにその瞬間の感想は、

『オレはこれを観るために36歳まで生きてきたんだな』

でした。同じような感覚の方いらっしゃるのではないでしょうか?

では、第3位から発表します!

好きな場面第3位:『赤木の涙』by赤木剛憲  

背景から説明します。赤木とは、湘北高校キャプテンの赤木剛憲のこと。
高校入学までは全くの無名選手でありながら、バスケへの情熱はすさまじく、ひらすらに全国制覇を目指す男。湘北高校バスケ部に入部後、安西先生指導の下、才能が覚醒し、県内屈指のセンタープレーヤーへと成長していきます。
一方で湘北高校バスケ部は決して強豪チームではないため、有能な選手、モチベーションが高い選手が集まるようなチームではありません。本気で「全国制覇」を目指す赤木と、「そんなの無理だから適当に楽しくやろうぜ~」というノリの先輩や同級生からは、疎ましく思われる存在となり、次第に孤立してしまいます。
孤独と向き合いながら、それでもひたむきに努力を重ねた赤木。

最終学年、全国制覇へのラストチャンス。県大会で快進撃。県内強豪のセンター相手でも、赤木個人としては全く引けをとらず、精神的にも、プレー面でもチームを引っ張ります。
そしてついに、全国大会への切符を手にし、高校バスケ界、絶対王者の山王工業と対戦することとなります。
前半、意外にも2点差リードで折り返すという、善戦ぶり。
しかし、後半開始と同時に、山王工業エースの沢北の3ポイントシュートで逆転されます。そこからは、山王工業のお家芸ゾーンプレスで、湘北高校の攻撃は完全に封じられ、最大で24点差開きます。

その中で、赤木が抱く懸念。
『オレは河田(山王工業のセンター)に勝てるのか?』

そうです。今までは弱小チームでありながら、チームとしては負けても、赤木自身は、マッチアップする相手に勝ち続けていました。マッチアップする相手に個人として『勝てない』と思えたのは初めてのことでした。

その後、桜木花道、三井寿、宮城リョータの大活躍により、10点差くらいに。
しかし、そこから山王工業エース沢北の本領発揮により、再び点差は開いてしまいますが、流川楓の活躍により、また数点差のところまでせまり、山王工業側は、思わずタイムアウトをとることになり、その間、ベンチにて皆で話す場面。

自分が引っ張って、とにかく自らのマッチアップ相手には勝ち、かつ、その余力で味方のフォローをすることで、チームを勝たせることに力を注いできた、これまでの赤木。しかし、個人として勝てない相手と初めてマッチアップすることにより、大きな敗北感と恐怖を感じるとともに、今のチームメイトがいかに頼もしい存在かに改めて気づいた赤木。

そんな場面で、思わず出た涙。
孤独に打ち勝った男の涙。
これはなかなかきます。

異質なものを数の力で圧倒し、排除する感じ。
学生時代に皆さん、経験あるのではないでしょうか?
困ったことに、まあまあ年とった大人になっても、これやっちゃう人、まあまあいるってことなんですよねー。
きもちわりー。
そりゃあ、学校のイジメはなくならないわ。
大人がイジメやっちゃうんですから。

そんな数の力でマウントとってくるやつは、三角締めでおとしちゃいましょう!
三角締めにご興味がある方は、Youtubeで【ホベルト・サトシ・ソウザ  三角締め】で検索してみてください。

話が脱線してしまいましたが、普通なら、誰しも心がポキッとおれて周りに流されてもおかしくない環境で、それを言い訳にせず、己の信念を貫いた結果、それが『涙』として表現された、そこにグッて感じですね。

好きな場面第2位:『ドリブルこそチビの生きる道なんだよ』by宮城リョータ

赤木のテーマが【孤独】とするなら、宮城のテーマは【劣等感】といえます。
原作の主人公は桜木花道でしたが、今回の映画の主人公は宮城リョータです。
地元のスタープレーヤーだった兄、ソータに憧れと対抗心を抱きながらバスケをしていたリョータ。不慮の事故で亡くなったソータが、生前に愛読していたバスケ雑誌の表紙に載っていたのが、山王工業の選手でした。

リョータは聞きます。「ソーちゃんもここに入るの?」
ソータはリョータに言います。「いや、どうせなら『打倒山王』だろう」と。

兄ソータが亡くなった後も、色々ありながら、ソータの影を追いながら、バスケに打ち込みます。しかしながら、168cmとバスケットマンとしては小さい方。マッチアップする相手と、その身長差で苦しむ場面が、ちょくちょく描かれています。

兄ソータが憧れていた舞台に立ったリョータ。兄が愛用していた赤いリストバンドを左手首に巻いて。

試合終盤、超高校級の深津と沢北に囲まれた場面。自分より10センチ以上デカい相手2人に囲まれたこの状況で、自分の最大の武器でありドリブルとクイックネスで2人を抜き去るシーン。
主題歌の10feetの『第ゼロ感』とのマッチ具合がやばいですね。
【劣等感】を【武器】に変えた瞬間、そんな感じですね。

かつてのNBAのスタープレーヤー、アレン・アイバーソン(身長183cm。平均身長は約2mのNBAの選手の中では小柄)の名言
『体のサイズでプレーしているんじゃない。ハートのサイズでプレーしているんだ』

これとも絶妙にリンクする場面です。

好きな場面第1位:『三井のバスケットカウント』by三井寿

あきらめの悪い男三井寿
中学時代に、神奈川県大会を制し、全国大会に出場という輝かしい経歴を持つ三井寿
全国行きのかかった試合中に、心が折れかけた場面で、その試合に来賓でコートサイドにいた安西先生に、「最後まで希望をすてちゃいかん。あきらめたらそこで試合終了ですよ」と励まされ、それを恩義に感じ、強豪校からの誘いを断り、湘北高校バスケ部に入部します。

期待のスーパールーキーとして注目を集める三井寿。しかし、ある日の練習中に膝を痛めてしまいます。その後、そのケガが癖になってしまい、練習もままならなくなります。一方で、もともとは無名であった同期の赤木剛憲は部内での存在感を高めていきます。その状況に耐えれなくなった三井寿は、バスケ部の練習には参加しなくなり、不良グループとつるむようになっていきます。

高校2年生になった三井寿。湘北高校バスケ部に入部した、生意気なルーキー宮城リョータを屋上に呼び出し、集団でボコボコにします。その際に宮城の反撃にあい、自らも前歯に損傷を負います。

高校3年生になった三井寿。不良仲間と体育館に乗り込みます。
そこでバスケ部と喧嘩になり、色々あって最終的に、あの名セリフが生まれます。
「安西先生、バスケットがしたいです。」

そんなこんなでバスケ部に電撃復帰を果たした三井寿
中学時代に武器としていた3ポイントシュートで、活躍を続けます。
しかし、トーナメントを勝ち上がり、強豪校との対戦になったとき、弱点が浮き彫りになってしまいます。それは、「スタミナがない」ということ。

それを実感する度に、後悔の念に苛まれる三井寿。「オレはどうしてあんな無駄な時間を…」と。

山王戦。前半の序盤、連続3ポイントで大活躍をみせる三井寿。
しかし、マッチアップがディフェンスの名手でもあり、かなりスタミナを削られます。
案の定、後半はバテバテの三井寿。後半始まってからしばらく全く活躍できません。

試合終盤のカウンター。
宮城が流川にパスを出すと思いきや、体力の限界を超えているにも関わらず気合いだけで走りこんだ三井寿にノールックでパスを出し、その三井寿がバスケットカウントをもらうためにわざとワンフェイント入れて、タイミングを遅らせてスリーポイントシュートをうち、狙いどおりバスケットカウントをもらい、スリーポイントを決めてしまう、さらにフリースローも決めてします、あの場面です。

三井寿は、赤木とは真逆で、信念を貫けず、途中で挫折し、道を踏み外した男です。
赤木のように生きられるのは、現実的にはごくわずか。
世の中、ほとんどの人は三井寿ではないでしょうか?

自分の弱さに従ってしまい、後々そのことを後悔する三井寿の姿に、自分自身を重ねた読者もかなり多いのではないでしょうか?だからこそ、ファンが多い選手なのかもしれません。
ちなみに、私が一番好きなキャラクターは三井寿です。ついつい、太字で何度もかいてしまいました。


テレビアニメで映像化されていたのは、神奈川県大会で、全国大会行きを決めたところまででしたので、山王戦を映像化したものを見てみたかったな~と、何度も漫画を読み返していた10代の頃によく思っていました。

十数年、そんな気持ちはすっかり忘れた状態で生活していましたが、十数年越しの夢がかなった感動に心が震えました。

十数年の間、様々なことがありました。
人間関係で悩んだ日々、誰かを裏切り傷つけて罪悪感に苛まれた日々、気になるあの子を映画に誘ったら断られた日、浪人生活が想定以上に長引いた日々、パワハラに悩んだ日々、自分の無能さに悩んだ日々、そんな日々の中で、

『こんなクソみたいな人生、早く終わってしまえよ』

なんて投げやりな気持ちが沸々と心の奥底から湧き上がった回数は、小さいのも含めれば、たぶん、おそらく、1億回~10億回くらいでしょうか。

それでも紆余曲折ありながら、時に風に身を任せながら、たどりついた、そこに待っていたのは

『THE FIRST SLAM DUNK』

そんな感覚でした。

観てよかった。

生きててよかった。

生きるとは素晴らしい。そう感じた瞬間でした。


またいつか、同じような瞬間に出会えることを楽しみにしながら、残りの人生を大切に生きていこうと思います。

はい、というわけで、かなりマニアックな文章になってしまいましたー。

以前のブログでも書きましたが、『この歯もうダメだね』『この歯、抜くしかなくないね』という言葉に対して、『先生がそういうなら~』という具合に、歯を残すことを簡単にあきらめていませんか?

2025年になってから3か月半、親知らずの抜歯、グラグラの乳歯の抜歯以外で、私が抜歯した歯の本数はたった1本です。そう難しくもない方法を、いくつか合わせてアプローチすれば、ほんとうに、わりかし、意外にも、けっこー残せるものです。

プライベートでは、色々なことをすぐに諦めるタイプですが、歯に対しては、あきらめの悪い人間でありたいと考えています。歯科業界の三井寿でありたいと。

皆さまも、ご自身の大切な歯を簡単にあきらめることなく、本当に抜かなければいけない歯なのか、ぜひ一度、当院にご相談ください。

そして、SLUMDUNKについて語り合いたい方、ぜひご予約をお待ちしております!
SLUMDUNKクイズ対決でもしましょう!

【翔陽高校の控えポイントガードの名前、身長、体重、背番号はなんでしょう?】


私は秒で答えられます。


ではまた!